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BM情報ランド推進協議会では2004年10月20日、3度目のオフライン事業となる勉強&見学会「ゼネコンの実験棟でビル建築を丸ごと体験!!」を、神奈川県相模原市の東急建設(株)技術研究所で開催しました。
見学地となった東急建設技術研究所は、建築に関する各種試験・実大実験などができる施設です。時代とともに高度化、大型化、多様化と進化を続ける建築ニーズに対応するための、あらゆる技術・技法の実験を行い、最新技術・技法の開発や実用化に貢献しています。 勉強会当日は、超大型の台風23号が上陸し、全国的に猛威を奮う悪天候の中、ビルメンテナンスや建設、資機材メーカーなど関連業種から11名にご参加いただきました。 |
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まず訪れたのは、地下50メートルの深さに構築された「大深度地下空間実験施設」。ここは地下空間の構築工法や、地下空間での影響調査、データ収集などを行っている施設です。
地上から、定員10人程度のエレベータで地下に降りると、トンネルの岩肌に染み出した地下水が雨のように滴り落ちています。この地下水は毎分120リットルの勢いで染み出しており、地上へポンプアップしなければ、すぐに水浸しになってしまうそうです。 日光の届かない地下で育てられている観葉植物は、地下空間の湿度が約90%と高いため、植物の枝全体から根が生えているなど独特の成長が見られました。 また、数メートルの高低差でも地層の質がまったく違うことや、地下水が建材に与える影響を実験しているところなどが見学できました。 |
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続いて訪れたのは、住宅総合実験棟です。ここは住宅に関する、あらゆる最新技術を詰め込んだ施設です。
居住者が自在に間取りを変更できる可変間仕切りシステムは、東急建設の担当者に実際に実演していただきました。壁面据え付け型の収納が、ハンドル操作のみで容易に位置を変えることができるため、家族構成や子供の成長にあわせて間取りを変更することができるシステムです。 そのほか、移動可能なキッチンシステム、床下空間を利用した床吹き出し空調など、まさに近未来の住宅を体験することができました。 この実験棟には、建物そのものを守る外断熱技術や、ヒートアイランド現象の抑制などに貢献する屋上緑化システムなども採用されており、当日も見学する予定でしたが、悪天候のため残念ながら見学できませんでした。 |
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次に訪れた風洞実験施設は、風に関する条件を人工的に再現する施設です。実験を行うビルやその周辺地域を精密に再現した模型を置き、そこに風を送ることで、ビルに働く風速・風圧や揺れ、ビル風による周辺環境への影響などを調査しています。
そのほか、地震などによる地面や建物の複雑な揺れを再現する「3次元6自由度振動台」、土木・建築構造物の耐震性能および構造実験に使われる「構造実験施設」、−50〜60℃までの温度変化、湿度、日射、降雨、降雪、風などを再現できる「人工気象室」などを見学しました。 最後に、建物にまつわる“音”に関する実験を行う「音響研究施設」を見学しました。ここには、吸音材に囲まれて一切の音の反響がない「無響質」、あらゆる方向に音が乱反射する「残響室」などの施設があります。
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私たちがいつも利用しているビルも、利用者が快適に過ごすことができるためのあらゆる技術が、こうした大規模な施設で常に実験・研究を繰り返し、データを集めて実用化され、ビル機能として盛り込まれて、ビルが完成していることが分かりました。
技術者が実験を繰り返し、安全に、快適に、とデザインされたビルの機能を、デザインされたとおりに発揮するためにも、ビルメンテナンス・ビルマネジメントの負う責任は非常に重大であることを、肌で感じることができました。 参考リンク:東急建設(株)技術研究所(http://const.tokyu.com/lab/) |